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クリニックの開業コンサルはいくらかかる?

クリニック開業準備の初期段階で検討するのが「開業コンサルをどうするか?」ということではないかと思います。

実際のところは「クリニック開業説明会に参加した流れで決まる」パターンが多いと思いますが、開業コンサルにもいくつかのパターンがあることを知っておくのはマイナスではないと思います。

ここでは、クリニック開業コンサルのパターンや特徴などについて解説します。

原則的な考え方

クリニックの開業にはノウハウが必要です。

そして、開業を予定する医師の不安を少しでも減らせるようなきめ細かいサポートも必要となります。

つまり、工数もかかります。

ノウハウが必要で手間もかかるので、当然のごとく安くないコンサルティング料が発生するのが原則となります。

ただ、実際には「コンサルティング無料」という業者も少なくありません。

これは、ほぼ100%他の商材との抱き合わせ販売です。

つまり、クリニック開業コンサルの料金は「高い・安い」という問題よりも「どのように支払うか」という問題ととらえた方が分かりやすいかも知れません。

上記を踏まえ、クリニック開業コンサルのパターンや大まかな料金相場などを解説したいと思います。

クリニック開業コンサル料が無料のパターン

クリニックの開業コンサルが無料となるのは、概ね以下のパターンではないかと思います。

 

1.医薬品卸の開業支援サービス

医薬品の卸売業者さんは開業支援の部門を持っている場合が多いです。

目的はもちろん、医薬品の卸売先を確保することです。

これら業者の開業支援サービスは無料である場合が多いですが、卸売業者を原則その業者にする前提となります。

卸売業者側からすると、他の卸売業者を選ばれてしまうと全く利益が出ないので、コンサル料金を無料にしても十分にメリットがあります。

言い方を変えると、コンサル料金は開業後の医薬品費とあわせて支払っているようなイメージとなります。

上乗せ額のはっきりとした基準はないですが、開業支援を無料にしてもおつりがくる程度には回収されると考える方が妥当だと思われます。

 

2.リース会社やレセコン業者など

数千万円単位で発生する開業時の予算を狙ったリース会社、開業時に選んだら中々他にスイッチしないレセコン、医療機器メーカーなどで無料の開業支援を行ってくれる場合があります。

当然のことながら、それら業者のリースや商品を選定することが(暗黙の*)前提となります。

*契約上でうたわれることは少ないですが、やはり流れから言うと・・そうなりますよね。

1.の場合と同様、この場合のコンサル料金は「リース料や設備等と一緒に支払っている」と考えるのが妥当です。

 

3.医療専門の税理士事務所

クリニックは開業後に税理士事務所をあまり変更しない傾向があることから、医療専門の税理士事務所では開業支援部門を持っているところもあります。

当然、開業後の顧問料で回収するという発想です。

ただ、当事務所でもそうですが、「開業支援=開業直前の支援」である場合も多く、税理士事務所の無料サービスだけでは開業支援として不十分である(全体をカバーできない)場合もあります。

クリニック開業コンサル料が有料のパターン

コンサル料の考え方は会社によってそれぞれなので、1.で紹介したような業種でも有料となる場合はあります。

クリニックのコンサルティングを「一つの商材」とみるか「他の商材のおまけ(販売促進費)」とみるかの違いです。

その中で、比較的有料となるパターンが多いのは以下のような場合です。

 

1.単体のコンサルティング会社の場合

大手から個人まで、数多くのコンサルティング会社があります。

これらは「コンサルティング料」と「業者からの紹介手数料」で利益を上げています。

紹介手数料だけで運営していくのは厳しいため、コンサルティング料金も発生することになります。

例えば年収800万円の担当者が1人で年5件の開業支援を行う場合、コンサル会社としては1,600万円(給与の倍)程度の収入は欲しいと考えるのではないでしょうか。

その場合、1件当たりのコンサルティング料は320万円となります。

担当者の給料や担当件数はまちまちですが、概ね200~400万円程度のコンサルティング料金が発生する場合が多いと思われます。

 

 

2.調剤薬局系の開業支援サービス

無料で開業支援をしているところもあるとは思いますが、有料になるケースが比較的多い印象です。

他の商材と比較して、調剤報酬は固定で、テナントなどの賃料も相場が分かりやすく料金を上乗せしにくいのが理由の一つではないかと思います。

クリニックモールなどを展開している場合、集客の期待値が高い分をコンサル料金に上乗せされている場合もあります。

私の知る限りでは、会社によって100万円~300万円程度のコンサルティング料金が発生するようです。

クリニックの開業コンサルはどのように選ぶべきか

上記を踏まえ、クリニックの開業コンサルをどのように選ぶのかを考えます。

以下のような観点で良いかと思います。

 

1.一番大事なのは「集客力のある立地」である

自身の努力ではどうしようもなく、収益に直結する観点です。

数年後には状況が変わる場合もありますが、多くのクリニックは開業前に市場調査をするので、自院が有力な立地を確保してしまえば競合は出店しにくくなります。

よって、有力な開業値を確保している業者に対してであれば、数百万円程度のコンサルティング料を出費することを惜しんではいけないと考えます。

一定数以上の来院者を確保できればコンサルティング料はすぐに回収できます。

 

2.開業コンサルティングの大半は「建物」と「人」に関する手続きである

冒頭でノウハウが必要と記載しましたが、一方で大半は「形式的な手続き」なので、ある程度の経験があればコンサル業者によってそれほど大きな差は出ないように思います。

むしろ、コミュニケーションの取りやすさなど担当者の対応面で決める方がストレスが少ないです。

 

3.SEOの観点を持っているか

昨今、立地に次いで重要な集客手段はWeb集客です。

開業コンサルティングで差が出るとすれば、「Web集客に関する提案力」ではないかと思います。

この分野は近年急速に成長しているので、基本的な知識が欠如している開業コンサルタントも多いと思われます。

例えば、「見栄えの良いHP」と「集客力のあるHP」は全く別で、提案内容も全く異なってきます。

開業コンサルタントの質が気になるのであれば、この分野の質問をぶつけてみると違いが出やすいかもしれません。

 

4.開業コンサルティング料は、結局のところは何らかの形で支払う

開業コンサルティング料の有無や金額に一喜一憂していると、もっと大切な事への判断を誤ってしまう可能性があります。

開業時に一度で支払うか開業後に分割払いするかの差ととらえ、上述した集客力の差などでお付き合いする業者を選択することが大事です。

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